高価純正広角レンズを買って試写した

田中邦明  


 先に、4月下旬、Pergear-Japan の「PERGEAR 7.5mm F2.8」の試写を報告(リンク)した。
 今回は、Olympus「M.ZUIKO Digital ED 8mm 1:1.8 Fisheye Pro」の試写を報告する。
 このレンズは、ボディに樹脂が多用されているようで、315g、F1.8〜F22、最短焦点距離:0.12m、15群17枚、絞りは7枚の円形絞り、マイクロフォーサーズマウント仕様、いわゆる高級レンズである。
 さっそくマイクロフォーサーズ Olympus OM-D EM-1 markII に装着し固定撮影にて試写を行った。

 5月3日は月齢21、ISO感度2500、絞り開放 F1.8、露光時間も20秒に設定し画像処理を行った。

 いざ、物干し観測台に上って三脚に固定しピントを合わせようとするとスームズに合焦。液晶画面も見やすく、年金満額支給を来年に控えた私でも楽である。
 「やはり、価格かな?」「中学生の頃から価格の違いによる大きな格差は変わっていない。」とかブツブツつぶやきながら試写をくりかえした。


 現像ソフトは、Olympus Workspace を Windows10 上で走らせている。
 参考までに前出の「PERGEAR 7.5mm F2.8」を使用し、RAW撮影したものを画像処理しファイル形式変換を行ったものも再掲載する。
 Photo10は「M.ZUIKO Digital ED 8mm 1:1.8 Fisheye Pro」を使用し、RAW撮影したものを画像処理しファイル形式変換を行ったものである。

Photo2

加工あり

Photo10

加工済

 いずれにしても、価格の差は多くの違いを生み、星象もずいぶん異なることがわかる。諸兄の参考になれば幸いである。


                              2021年 葉月


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