銀河鉄道創刊40周年に寄せて

福井 雅之

 

若い若いと思っていたのがつい先日のようですが、私も含め皆さん還暦間近の歳になったのですね。銀河鉄道はまだまだ40歳、そう考えると脂の乗り切った働きざかりといったところでしょうか。

 

ふりかえれば、高校・大学の頃の銀河鉄道があったからこそ、今でも「趣味は天文写真」と言えていると考えると同好会には大変感謝しています。望遠鏡も持たず三岳山のペルセウス座流星群合宿に参加して、空も見上げず一晩でジン1本を空けてしまうという不良会員の筆頭でした。それでも原稿こそ書かなかったものの、会誌のガリ版刷りのお手伝いはよくしていたという優等生ぶりも発揮していました。

 

社会人1年目で今も現役のミザール12cm反射望遠鏡を買い、夜な夜な数人で箱根にドライブし星空を眺めていたのもいい思い出です。

結婚してから望遠鏡持参はめっきり減りましたが、それでも大型彗星が現れると、いてもたってもいられず子供を連れて出かけてしまうのが現在の私です。

最近になって何を思ったのか銀河鉄道にも寄稿させていただいていますのでご覧いただけると幸いです。(天文工作関連記事が多いですが…)

これからも本流記事は書けませんが気が向いたら寄稿させていただくつもりです。

 

夏に望遠鏡のテストを兼ねて、福知山の実家から福知山城を撮影してみました。実家からの直線距離はちょうど1km。12cm反射望遠鏡の直焦点撮影(720mm)でちょうど全体像が入ります。こじつけの天文機材テスト報告ということでご勘弁ください。


 

福知山名物“朝霧”をバックに(直焦点撮影)  夜のライトアップは幻想的(直焦点撮影)


 

屋根には鳩が(15mmアイピースで拡大法) これが限界(5mmアイピース+長焦点変換)

 

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