「数え年」の正しい数え方

                                       上原 貞治

 最近,「数え年」の正しい数え方を知らない人が増えているようです。 厄年とか七五三とかの年齢を気にしていても間違った数え方をしている人がかなり います。間違いの例 で,特に多いのは,(数え年)=満年齢 +1(これは間違い)と思っていたり, 漠然と誕生や現在の月日に依存すると思っていたりする場合です。
 「数え年」は,生まれた年を1歳とし,以後,正月が来るたびに1つづつ年をとる という数え方で,生まれた年と現在の年にしか依存せず,次のような簡単な式で計算 できます。

(数え年)=(現在の年)−(生まれた年)+1

 数え年というと難しそうに聞こえますが,満年齢よりよほど計算は簡単ですね。 また,みんないっせいに年をとりますから,ある人とある人の年齢差は数え年では常 に一定です。
 満年齢との換算には,誕生と現在の月日が関係します。すなわち,今年の誕生日がす でにすんだ人は(今日が誕生日の人も含めて),(数え年)=満年齢 +1ですが, 今年の誕生日がまだ来ていない人は,(数え年)=満年齢 +2となります。

 ただ,地方により若干の流儀の違いがあるかも知れません。これについての情報,コ メント,ご異論のあるかたは,私(uehara@post.kek.jp)までお知らせ下さい。
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