銀河鉄道30周年によせて 
 
 私が初めて夜空一面飛びかう流れ星をみたのはもう30年近くも前のこととなりました。草の上に寝転んでずっと流れ星を見ていた夜。夜明けの頃にはいつも空の端から端まで消えずに流れる星をみて感激したこと!今もこの間の事のように思い出します。今回30周年を迎えて この原稿を書くにあたって本当に懐かしくあの頃のことを、思いました。
 今は主人と2人の男の子とで小さなお店をしながら生活していますが主人が釣り好きということもあってよく海に釣りにいきます。少し遠出をして丹後半島のほうに出かけると、夜遅くなることもしばしばでもうそのときの夜空はすばらしく広く、水平線から夜空が広がり何もさえぎるものがなく一面の星空になります。そんな時流星をみんなでみた時のことを思い出します。ふっと、胸の奥がキュンとなるときでもあります。
 子育てや毎日の忙しい日々の中であの頃のようにゆったりと星をみることはあまりできませんが...年のせいもあるのか....星も地球も身の回りの草花も生き物も、何か計り知れないみえない力が働いているように思えます。星をみる思いは人それぞれですが何十年も何百年も輝く瞳で人々が星をみることが出来る様に、また他の星からみても美しい地球が今のままであるように願ってやみません。
 今回久しぶりに‘銀河鉄道’をおもって、とてもうれしかったです。また皆さんと会えるといいナ。                     
                              from 森京