私のPC、iPad、SmartPhone上の「星」ソフトウェア

田中邦明  

 今回は「星」に係るソフトウェアについて記事ですが、私のWindowsパソコン、iPad、SmartPhone(Android)に其々インストールし使用しているものを各1本紹介します。

MITAKA(Windowsパソコン)

 Mitaka は、 国立天文台で開発され無償配布されているシミュレーションソフト(であると私は思っていますが違うのかも知れません)です。
 地球から移動体へ乗って宇宙空間を自由に移動できます。「よう、こんなソフト無料で配布しているなあ。」というのが偽らざる思いです。
 MitakaのWEBページには「独立行政法人科学技術振興機構 計算科学技術活用型特定研究開発推進事業(ACT-JST) 「4次元デジタル宇宙データの構築とその応用」(2001年-2004年)、 および、 文部科学省科学技術振興調整費 産学官共同研究の効果的な推進プログラムにおける実施課題 「4次元デジタル宇宙映像配給システムの構築」 (2004年 - 2007年) の成果物です。」
 と記され、パソコン上で動作させるより4次元デジタル宇宙シアター上映用のソフトウェアとして開発されたものの、PCでも動くように設計されているようで、私の中古で買ったWindowsPC上でも快適に動作しています。
 また、2020年2月にダウンロード数が100万件を越えたことも記されています。
 オススメです。


StarWalk2(iPad)

 StarWalk2は、有償のソフトウェアですが、非常にコストパフォーマンスが良いと感じています。
 いろいろと機能はあるのですが、色々な天文現象やニュースを配信してくれるほか、年月日指定で星空を表示する機能もあり、実に多機能なソフトウェアです。
 面白いのは、iPadゆえ、ある程度方位や仰角まで自動でソフトウェアに取り込んで、見ている方向の星空をリアルタイムで解説することが可能です。これは、もちろん雨が降っていても星空が見えるような気分になります。


SkySafari6Plus(SmartPhone(Android))

 SkySafari6Plusは、有償のソフトウェアですが、決して高価なものではありません。NJP赤道儀の制御用に紹介してもらって購入・インストールしています。
 いろいろと機能は多いと思いますが、全然使いこなせていません。
 制御系のことは福井さんに教えてもらいながら、活用していきたいと考えています。





 近年の天文ファンにデジタル化の波が凄まじい勢いで変革を求めているような気がしています。機材もデータもデジタルの活用で、今までにアマチュアには見ることもできなかった世界が見られるようになってきました。  遅ればせながら、画像処理分野もインストールして、少しずつ活用できるようになれば…と高齢者の仲間入りを果たした夏にボンヤリ考えています。



   2022年 葉月


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