福知山児童科学館天体写真展を訪ねて 2021

田中邦明  

 この記事は、2021年10月9日(土)〜11月7日(日)に福知山児童科学館で開催された「魅惑の天体写真展」を訪ねたものである。
 2年前に報告した「アマチュア天文家が見た神秘の天体写真展」と同様に、福知山児童科学館で開催された「魅惑の天体写真展」について報告する。
 前回は、アマチュア天文家として、塩見堯氏、小谷昭氏、お二人が撮影された天体写真を、2019年10月5日〜11月4日展示するという内容であった。
 今回は、小谷昭氏に代わって、我らが西中筋天文同好会メンバー・福井雅之氏が撮影された天文写真が展示された。
 さて、写真展は児童科学館1階に展示コーナーが設けられ、お二人の作品が順に展示されていた。(フォト参照)

展示コーナー

 前回同様、塩見氏は地球近傍つまり月や太陽を中心とした作品であった。福井氏の作品は電視観望からデジタル技術を巧みに活用された作品が中心であった。
 福井氏によると、短期間に意欲的に撮影に臨まれた作品が多く、技術的向上を目指して、今後も電視観望、デジタル撮影技術に磨きをかけて行きたいとのことであった。
 2年前にも、新たなデジタル機材の進化には目を見張るものがあると報告したが、今回は更に機能的に優れた機器を使いこなし、その能力をフルに引き出すにも知識と経験が必要な作品が多いと推察された。


福井氏の作品1



福井氏の作品2



福井氏の作品3



福井氏の作品4



   2021年 師走


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