編集後記
                               発刊部
 
 今号も、福井さん、田中さんから充実した記事をいただき、豊富な内容で発行することができました。ありがとうございます。
 
 福井さんが、新しい機器やデジタル技術を使われ、精力的に写真を撮られていることには、毎度敬服しております。従来型の方法と比べて、操作が楽になったのかどうなのかはよくわかりませんが、口径5cmの望遠鏡で、彗星や星雲の詳細が写るのは、異次元の領域に入ってきたと言わざるをえません。
 
 また、田中さん、福井さんの福知山市で天文活動の普及、宣伝は、西中筋天文同好会の伝統に合うものとして感謝いたしております。
 
 私は、望遠鏡の利用は、従来型の継続でやっています。南側のベランダが主な観測場所なので、北極星はどうにも見えません。近所は、建物や樹木が多いので、北極星も南の低空も見える場所は、なかなかありません。住宅地では案外そういうところが多く、電視観望機器の個人への普及に支障になるかもしれないと思います。赤道儀の設置は、自動導入の有無に関係なく、自動追尾での写真撮影には必要ですが、自動導入するのでなければ、撮影に支障の小さい範囲の精度で行えばよいことになります。北極星が見えないので、まず勘で適当に設置し、望遠鏡や撮影で恒星の追尾の状況を見て旭日修正ということをやっています。ただ、従来型の継続では、体力の衰えだけはカバーのしようが無いということを実感しております。
 
 今年も、お世話になり、ありがとうございました。
 来年は、ついに、創刊50周年を迎えます。
 よい2022年をお迎え下さい。
 


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