2019年1月〜8月の天文現象の報告
 
                           上原 貞治
 
以下で、"◎>"は、2018年年末に西中筋天文同好会のウェブページに出した「私が選んだ2019年の天文現象」からの引用です。●は私による観測報告です。
 
◎>1月4日のしぶんぎ座流星群は、極大予想が同日11時のため、夜明けに向かって増えていくと予想されます。月の影響はありません。
●4日早朝5時15分から25分間、輻射点とは反対の南の空を見上げました。つくば市街からも4等まで見え、かなりの好条件でした。この間に、3個の群流星が見られました。
 
◎>1月6日の部分日食は、本州の大部分では、食分0.35〜0.50です。
●つくば市において望遠レンズで写真撮影をしました。そのうちの1枚は、「銀河鉄道」前号(WWW版第59号)の表紙にあります。薄曇りでしたが、観察にはほとんど影響のない程度でした。
 
◎>今年のペルセウス座流星群は、月の影響が大きく、13日の早朝、月が低くなってからが比較的よい条件です。 
● 13日の早朝、福知山市観音寺で、薄明の始まった4時15分から15分間だけ空を眺めました。この間に、3つの群流星を見ることができました。空の透明度は良かったですが、視界の4割がたは雲に遮られていました。
 
● また、上と同じ朝、西方最大離隔から間もない水星が明るく見えました。ポルックスよりもずっと明るく見え、これだけ水星を肉眼で明るく見た記憶はちょっとないほどでした。
 
● 特に天文現象ということではないのですが、8月10日、福井さんに念願の綾部市天文館PAOに連れて行ってもらいました。メインの対象は、月と木星と土星でした。天気は薄雲の混じる6〜7割の出来でしたが、大口径の望遠鏡なので暗いという感じはありませんでした。95cmカセグレンで見た土星とM13で満足しました。40cm以上の望遠鏡を覗いたのは初めてでした。福井さん、PAOの先生方ありがとうございました。田中さんとはスケジュールが合わなくて残念でしたが、また今度行きましょう。


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