編集後記


発刊部  上原
 
 今年の7月豪雨によって、身近な方々において水害の被害がありました。お見舞いを申し上げます。復旧においても、今後のどんなことであっても、また良いことがあるよう願っております。
 
 それから、今回、福井さんからミニ観測会のレポートをいただきました。こういう一般向けの観測会は、天文同好会の真骨頂という気がするので、特に嬉しかったです。ということを、特記させていただきます。
  
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 さて、今回は、発刊部の編集後記にふさわしい情報を一つお届けしたい。それは、当「銀河鉄道」のWeb記事のアクセスランキングである。西中筋天文同好会のトップページにはアクセスカウンタが付いているが18年でわずかに25,000アクセスほどである。これは、天文同好会のトップページのみについての統計である。最近、増えてきているといっても、月に数百以下である。
 
 しかし、「銀河鉄道」記事へのアクセス件数は決してこんなものではない。トップページを経由しない検索エンジン経由のアクセスが、少なくともこの10倍、月に数千件はあるのだ。それについては、アクセスログで上位の統計をとることができるので、今年(2018年)4〜7月の4ヶ月間の合計アクセス数を得て、その上位トップテンを以下に報告する。ただし、コンスタントにアクセスを得ているものだけを選び出すため、毎月最低10アクセス以上あることを追加要求した。もとより、銀河鉄道は広告収入も得ていないし、基本的に身内ネタ大歓迎、オタクネタでも与太話大いに結構なので、アクセスが多いということは何ら本質的ではないが、多くの人の目に触れたということで記録しておきたい。
 
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順位 アクセス数 タイトル(WWW版の号) (2018.4.1 - 7.31)
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1 2597  星の名句(20)
2  894  ひとみ径の話(23)
3  890  動画とソフト処理による惑星写真への挑戦(51)
4  645  赤道儀自動ガイドの自作(後編)(31)
5  392  西洋の科学、東洋の科学と日本の科学(第3回)(8)
6  267  加速度運動は一般相対論で?(38)
7  193  2003年の「火星大接近」と簡単な火星の観察 (11)
8  182  レーザーコリメータの自作(36)
9  178  天文軌道計算に思うこと(41)
10 177  歴史に現れた彗星(世界編)(29)
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 トップは、意外なことに『星の名句』である。ダントツの理由は判然としないが、おそらく、学校の教科書か宿題に俳句の感想文の課題があるのであろう。私のような俳句のど素人の感想記事を参考にして何か書かれたとしたらお気の毒である。申し訳ないが、ネットに頼って、うまくいかなくても自業自得と言われるだけであろう。
 
 2位以下には観測や観測機器に関するものが多い。『ひとみ径の話』は「ひとみ」を平仮名で書いたのが効いたかもしれない。
 
 福井さんご執筆の記事の打率が高いのはお見事である。知りたい人に向けて的確な解説を書かれているということであろう。その他、私の書いたものでは、けっこう地味なのが幅広く受けているのがうれしい。前回2003年の火星大接近の記事が、2018年にどれほどの参考になっただろうか。バリバリの観測マニア向けか、そうでなければ、文学・歴史との境界領域が比較的需要が高いということであろうか。
 
 なお、このトップテンがアクセスの大半を占めているというわけではなく、全体の何分の1かに対応するのみである。アクセス数が多けりゃ良いということは全くなく、「銀河鉄道」の記事を楽しみ、天文趣味を楽しんでいただければ、多い少ないに関わりなくうれしいことである。
 
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 この8月に、福知山で、福知山高校28回卒業生の同窓会がありました。そこで、長らくリアルに会っていなかった西天関係の方々と会うことができました。出席された方にお礼を申し上げます。今回出席されなかった方ともまたの機会にお会いできることを期待しています。


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