編集後記
        上原 貞治
 
 西中筋天文同好会の会員、準会員の皆様、すべての関係者、支援者の皆様、そして、会誌「銀河鉄道」の著者の皆様方、読者の皆様、そして、今、たまたまこの記事を読んで下さっている方々・・・・・・ ありがとうございます! ここに、「銀河鉄道」通巻第100号をお送りします。
お待たせしました! ありがとうございます。
 
 創刊号から100号まで44年かかりました。長い時間がかかってしまいました。でも、今は、44年もかけたということではなく、創刊から44年も経ってから100号が出た、ということを誇りたいと思います。雑誌で、10年足らずで100号に達することは、よくあることでしょう。でも、44年で100号というのは、世間にもそんな例は少ないのではないかと思います。
 
 この100号は、もちろん終着点ではありません。一応、通過点だと思っています。でも、「銀河鉄道」もいずれは終わりを迎えることになるでしょう。それも、100号から見てそうそう遠くまで行けない可能性のほうが高いと思います。私たちは、同好会として後継者の育成をしているわけではないので、いずれ終わってしまうことは仕方がないと思います。 
 でも、この100号は、通過点であっても、まず満足のできる節目という気がします。これまで発行してきた100号に掲載された記事を読まれた方々のそれぞれが、天文をグループで楽しむことには、こんなにも豊かで幅の広い、あるいは奥の深い内容があるのか、ということを少しでも感じていただけたのであれば、私は、この「銀河鉄道」に託した望みの半分は達成できたような気がします。そして、その望みを切らさずに、今後も「銀河鉄道」の発行を続けたいと思います。
 
 そして、「銀河鉄道」に託す望みの残りの半分・・・、これは今のところはよくわからないのですが、この発行を現在まで続けてきたこと、そして、今後もまだ続けることが、中学、高校からの私たちの仲間の一人一人の将来において、何か、かけがえのない、かつ、現時点では予想できないメリットをもたらしてくれることへの期待です。ということで、「銀河鉄道」に関わるすべての皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 

今号表紙に戻る