2015年1月〜8月の天文現象の報告
                          
                           上原 貞治
                               
 
以下で、"◎>"は、2015年の年頭に西中筋天文同好会のウェブページに出した「私が選んだ2015年の天文現象」からの引用です。●は私による観測報告です。
 
◎>C/2014 Q2ラブジョイ彗星は、2014年末にすでに6等まで明るくなっており、観測好機の状況で年を越しました。
 
 この彗星は、明るさを長期間保ち、2015年1月〜3月に4〜6等級で観測できました。
 
● 2015年1月中旬に、15P/フィンレー彗星が8等まで急増光をしているという情報を受け、1月23日に観測を試みましたが、明瞭に確認することはできませんでした。
 
 
◎> 4月4日の皆既月食は、昨年10月8日の皆既月食と同様、月が昇ってまもなくかけ始める絶好の条件です。皆既食の時間は12分ほど しなく、皆既中もあまり月は暗くならないものと予想されます。
 
 ほとんどベタ曇りでしたが、いちおう、雲間からの写真が撮れましたので、貼り付けておきます。


月食 2015年4月4日21時44分 望遠ズーム300mm トリミング。茨城県つくば市
 
 
◎>ペルセウス座流星群は、8月13日の15時が極大の予報になっています。14日が新月なので月の影響はありません。
  この時期は、福知山に帰省していました。しかし、天気が悪く、14日2時頃、わずかな雲間を窺ったものの流星は1つも見ることができませんでした。
 
● 前に書きましたように、現在の住居からは、南天の低空がよく見えるので、夏空の「南天の小星座」の観望をしています。双眼鏡で、インディアン座α星を確認することができました。つる座の三星は肉眼で見えます。(表紙写真参照)
 

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