○特異小惑星、地球とニアミス
5月20日、特異小惑星1996JA1が、月まで距離に
匹敵する45万kmまで接近した。
1996JA1の直径は、300〜500mと推測されて
おり、これだけの大きさの天体がこの距離まで地球に近づい
たのは観測史上初めてのことである。
もし、地球に衝突していたら、TNT爆弾換算で3000〜
4000メガトンの衝撃を与えたと推算されている。
(5月19日の朝日新聞による)
19日の夜、私は、この小惑星を11等で観測することが
できた。
なお、この小惑星が発見されたのは、最接近のわずか5日
前のことであった。