○カイパー天体続々発見

 太陽系天文学今世紀最大の発見といわれている(火星生物の
発見は未確認として)カイパー(ベルト)天体は、1992年
以来今年に入っても、発見がつづき、8月現在、28個が国際
天文連合でリストされている。
 カイパー天体とは、ほぼ冥王星と同じくらいの距離にある小
惑星のことであり、短周期彗星もここからきていると考えられ
ている。
 かつて、小惑星は、火星の軌道と木星の軌道の間(メインベ
ルト)に集中しているといわれていたが、小惑星の集中してい
るところはもうひとつあり(カイパーベルト)、後者の方が、
より多くの総質量を持っていることが確実となった。