彗星眼視観測報告(2003年)
C/2002 T7 (LINEAR)の眼視観測
2003 Dec.21.535 UT m1=8.7等、Dia=2'、DC=5、尾:PA 60度に3'。
20cm反射40倍。trans=3/5。快晴。
幅とつやのあるダストリッチらしい尾が印象的。
観測者: 上原 貞治 (茨城県つくば市)
2月19日朝8時頃、10倍70mm双眼鏡で、近日点付近のC/2002 V1 NEAT彗星を
探してみました。太陽を建物で隠してその西側を探しました。晴れてはいました
が、青空というより白くまぶしい空でそれらしきものは全く見えませんでした。
たぶん−4等の金星であっても見えないだろうと思われるコンディションでした。
観測者: 上原 貞治 (茨城県つくば市)
以下のところに、ほぼ同時刻における米国のC.S.Morrisらの観測が出ています。
望遠鏡でそれらしきものが見えたが確認できず、−3等より暗いと見積もった、
ということです。
http://encke.jpl.nasa.gov/RecentObs.html#02V1
もし、昼間の空に観測できた、という情報がどこかにあればお知らせ下さい。
C/2002 Y1 (Juels-Holvorcem)
2003 Feb.14.814 UT m1=6.9等、Dia=5'、DC=5、尾見えず
10倍70mm双眼鏡、trans=3/5。快晴。ほぼ月没時。
集光の大きい円盤状に見えました。
C/2002 V1(NEAT)
2月14日17時15〜35分JSTに西の空低くを10倍70mm双眼鏡で探してみましたが、
見いだすことができませんでした。透明度がいまひとつで明るいオレンジ色の
空でした。
観測者: 上原 貞治 (茨城県つくば市)
C/2002 V1 (NEAT)
2003 Feb.9.377 UT m1=3.8等、Dia=5'、DC=7、尾:PA70度に20'。
10倍70mm双眼鏡、trans=3/5。快晴。薄明中。低空。
薄明中で約10度の低空と、条件的にはだいぶ苦しいことになってきましたが、
中央集光が強いので楽に見られました。まだ空が明るいときに一見したとこ
ろでは、4〜5等の恒星のように見えました。
観測者: 上原 貞治 (茨城県つくば市)
C/2002 V1 (NEAT)
2003 Jan.29.389 UT m1=5.5等、Dia=7'、DC=5、尾:PA80度に30'。
10倍70mm双眼鏡、trans=4/5。快晴。
コマの中心部が明るくなって双眼鏡でよく見えました。なかなか美しい眺めでした。
観測者: 上原 貞治 (茨城県つくば市)
月明かりがありましたが、双眼鏡でなんとか見えました。
さて、C/2002 V1 (NEAT)
2003 Jan.12.444 UT m1=7.2等、Dia=8'、DC=3、尾不明。
10倍70mm双眼鏡、trans=3/5。快晴。月明あり。
観測者: 上原 貞治 (茨城県つくば市)
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年も、アマチュア彗星観測家の皆様のご活躍を期待しております。
さて、C/2002 V1 (NEAT)の眼視観測をしましたので報告します。
2003 Jan.2.517 UT m1=8.0等、Dia=5'、DC=2/5、尾不明。
20cm反射、40倍、trans=3/5。
コマの大きさに比べてあまり大きくない中央集光がありました。
観測者: 上原 貞治 (茨城県つくば市)